クリスマスがやってきた

12/25/2025

今日は西ヨーロッパ諸宗派(カトリック、プロテスタントなど)におけるクリスマス。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
わたしは焼いた牛肉を肴にドイツビール(半年前ぐらいに現地で買ったもの)を飲みました。これは今日でなくイブの話。中々においしかったです。
実はわたしって酒、特にビールが苦手なのですが、ドイツとかチェコのやつはそれなりに飲めます。
やっぱ本場のやつは美味しいですね。値段でバイアス食らってるせいもあるかもしれない。欧州の物価が高すぎる!
この前のチェコフェス2025で飲んだ黒ビールはかなり良かったです。
撮り方がヘタクソの図

ちなみに、チェコ含むスラヴ圏ではビールのことをpivoと言うのですが、これは「飲む」を意味する動詞pitiが語源なんですよね。つまりpivoの原義は「飲み物」です。
ついでに言うとウォッカもVoda(水)→Vodkaなので実質水です。酒飲み民族こわい。

サンタクロースに届け

さて、クリスマスといえばサンタクロースですね。
Twitterでサンタ業界の闇を告発したせいでブラックリスト入りしたのか、今年のわたしの家にはサンタさんが来てくれませんでした。
ということで、今日はAmazon欲しいものリストに入れておいた本の中からいくつかピックアップして紹介します。単純に面白そうな本の紹介というだけで他意はありません。

1. ジャクシルク、大崎『大学のキルギス語』


わたしは大学時代にキルギス語をちょっと習っていたのですが、その授業をしていた先生が書いた本です。
テュルク諸語ってかなり面白いんですよね。構文が何かと日本語っぽいところとか。
SOV語順なのもそうですし、所有表現なんかは日本語と同じように「ある」の意の動詞を使って表現します。
欧州印欧語だと「持つ」がある(←これも「ある」による所有表現)ことの方が多いですよね。ロシア語は欧州だと珍しく「ある」で表現します。ウクライナ語だと「ある」「持つ」が両方あったりと、所有表現って実は結構面白いです。

キルギスは、山岳地帯の風景(スイスっぽい景色)とテュルク民族の文化が両方見られる、なかなかにすごい国です。ぜひ一度行ってみたい。
キルギス語もそういうわけで勉強したいですが、実際行ったら結局ロシア語で良いじゃんになりそうなのが難点……

2. 赤尾、原田『ウクライナ文化の挑戦: 激動の時代を越えて』


※現在進行中の紛争についての言及は避けます

ウクライナは欧州の中でも結構好きな国です。というか東欧全般好き。
実はわたしの衣装のうち、かなりの数がスラヴ圏の民族衣装だったりします。5~6着ぐらいあるはず。
東欧だと、ウクライナとハンガリーの刺繍が好きです。今度民族衣装の話とかもしたいですね。

ウクライナに当たる地域の文化は、かなり長い間周辺国の文化史に包摂されてきたのですが、その歴史もあってか最近のウクライナは様々な分野において独自の文化を生み出していたりします。
ポップソングなんか結構良かったです。みんな直立演人先生のClubhouseを聴こう!
以前ロシアのリスナーさんに教えてもらったOkean Elzyってバンドも結構良いので聴いてみてほしい。

そういえば、以前ウクライナのキエフにあるラーメン屋を探していたことがあったのですが、その中で見つけたナウシという店がかなり良さそうでした。将来行ってみたい。

……ということで画像を探していたら、最近になってさらにいい感じのラーメン屋が出来たという情報を見つけました。こっちもいずれ行ってみたい。

3. 岩尾一史『古代チベット帝国の国家と軍制』


チベット!ロマンの塊です。といっても欧州ほど知識が無いのであんまり喋れないのが難点。
チベット伝統医学はかなり好きです。中医学と割と似てはいますが、診断方法や使用する生薬が結構違ったり。尿を飲んで診断するのとか面白いですよね。
あとはチベット仏教は大好きです。活仏が転生するってロマンすぎる。

他には清初ぐらいの時期のチベット史は結構面白かったです。ダライ・ラマの友人がモンゴル高原に覇を唱えたりとか、偽物のダライ・ラマが出てきたりとか。
一応偽物の活仏が立てられたケースは現代でもあったり。パンチェン・ラマについて、中国とガンデンポタンがそれぞれ別個に転生者を認定しているのはそこそこ有名な話。
ダライ・ラマも今の14世が亡くなったら同じようなことになりそう。うーんうーん

古代チベット帝国については本当に全然分かりません。
チベットについての知識は近世以降の分しか無いです。というか近世以降についてもあんま分かってないです。日本語資料が少なすぎる!
吐蕃がめっちゃ暴れたことだけ知ってます。ちゃんと勉強したい。

おわりに

なんか本を紹介すると言いながら関連トピックについて書き散らしただけで終わったような気がしますが、とりあえずこんな感じでクリスマス記事は終わりです。
紹介した本のほかにも、わたしのAmazon欲しいものリストには面白い本が色々と並んでいるので、ぜひ一度見てみてくださいね。
ではまた次の記事で会いましょう。Veselogo Rodženja! Merry Christmas!

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